静と動が重なり合う空間
日中は活動的な太陽の光
夜は静寂な星空が舞い降りる
光葛折
計画地域:神奈川県鎌倉市
Location : Kamakura,Kanagawa,Japan
主要用途:賃貸併用住宅
Principal use : Rent combination housing
主要構造:木造
Structure : Wooden
敷地面積:154.91㎡
Site area
延床面積:144.83㎡
Total floor area
撮影:小野吉彦
Photographer:Yoshihiko Ono
担当:糸井裕構、飯泉洋紀
Design team:Hironari Itoi,Hiroki Iizumi
古都鎌倉の長谷寺近くに「光葛折」は計画された。
クライアントの別荘であり、非日常空間を創造する事に重きが置かれている。
鎌倉の大仏から非常に近く、日中、週末等には人の波が絶え間なく押し寄せ、その一方夕刻を過ぎると人ひとり歩いていない静寂に包まれる。
明るさが期待できない下階は、あえて暗がりを生かせる和の空間とし、都会の喧騒から逃れる事のできる瞑想空間とした。
上階は「動」の空間とし、家族の団欒の場や刻々と移ろう「時」を感じる事を可能にた空間を計画している。
四つのコアをずらし、さらに屋根勾配を交互に折る形体とした事により生まれた最上部の開口部からは、昼は活動的な太陽の光を、夜は静寂な星空を届けてくれる。