TECTURE MAGに「Wall Wrap Woods」が掲載されました


 
 
狛江市から調布市へと続く街道沿いに、80代のお母さんとその娘さんの為に計画された住宅である。
抜け道である前面道路の交通量が比較的多く、騒音やプライバシー性を考慮し内包する空間を創造する事が必然的に求められた。
また、プロのガーデナーのお施主様からは、日々「緑」に包まれながら暮らす事が最大の要求事項として挙がっていた。
プライバシー性を高める用途の中庭は、どうしても閉塞感が生まれてしまう。
そこで採用したコンセプトがすり鉢状の中庭である。
すり鉢状に中庭を創造する事によって、緑がレイヤー状に連なり、まるで森を閉じ込めたような空間が生まれる。
さらにその緑の階層は、視線を無意識のうちに空へと導き、解放性がより一層高まる事となった。
玄関に一歩入った瞬間に、内部と外部がシームレスに繋がる空間がどこまでも続く。
四季を通して変化をする緑に包まれた豊かな暮らしが創造された。
 
▼Wall Wrap Woods_TECTURE MAG
 

Wall Wrap Woods / sside architects