six box

どこまでも続く田園風景
6個のBOXをランダムに配置
その形態からは破調の美が生まれる

six box

計画地域:埼玉県熊谷市
Location : Kumagaya,Saitama,Japan
主要用途:一戸建ての住宅
Principal use : Residence
主要構造:木造
Structure : Wooden
敷地面積:3,633.18㎡
Site area
延床面積:145.67㎡
Total floor area
撮影:上條泰山
Photographer:Taizan Kamijo

担当:糸井裕構
Design team:Hironari Itoi

長閑な田園風景が広がる環境に、若い夫婦とその両親の二世帯住宅「sixbox」は計画された。
計画地である埼玉県熊谷市は日本で一番暑い地域である事から、建物の中心部に土間を計画し風の通り道を確保している。
さらにその土間を挟み、各棟のリビング及びダイニングを一列に配置する事によって、お互いの存在を感じつつ、程良い距離感を保つ事が可能となる計画となった。
また冬の寒さも厳しい地域になる為、東西に細長く計画した建物が冬季の短い日照時間でも太陽の光を目一杯吸収する。
平屋としてスタートしたが、部分的にロフトを計画。2階分の高さがある空間の上部に大窓を配し、冬の低い光を室内の奥まで導く。
六つの箱をランダムに配置し、それぞれの家族のプライバシーを守りつつ、光や風を余す事無く取込んでいる。