nanala

空へ穿たれたアングル
風、光、時の混色が彩るキャンバスとなる

nanala

計画地域:東京都世田谷区
Location : Setagaya,Tokyo,Japan
主要用途:一戸建ての住宅
Principal use : Residence
主要構造:木造
Structure : Wooden
敷地面積:81.07㎡
Site area
延床面積:90.72㎡
Total floor area
撮影:小野吉彦
Photographer:Yoshihiko Ono

担当:杉山純一、外岡春樹
Design term:Junichi Sugiyama,Haruki Tonooka

この住宅では、周囲の環境から、外部を閉じ緩衝地帯となる中庭空間に対して内部を開く構成とすることでプライバシーを確保しようと考えた。
主となるリビング・ダイニングは2階レベルへ上げ、広く抜けている方位に対して外壁や軒で空を切り取るような形態とした。
また、低層住宅地域として厳しい高度斜線の影響を受け勾配屋根にする必要があったが、その勾配を外部まで延長し、
空とのつながりをより強くすることができたことで、あたかも広い空の真ん中に佇むような空間となった。

四季の移り替わりにより変化する日差しの角度、時刻にともなう太陽の動き、天候による空色の違い、シンボルツリーの葉が風でそよぐ様子、その表情豊かな外部空間が内部空間に常に影響を及ぼし、家の中にいても自然を体いっぱいに感じることができる。
その瞬間だけ訪れる空からの演出が、日常に彩りを添え、人が自然とともに生きていることを実感させるきっかけを作り出した。