L型の箱をくるりと回転させ
生まれる空間と余白
それぞれの機能が躍動する
ROLL
計画地域:東京都足立区
Location : Adachi,Tokyo,Japan
主要用途:一戸建ての住宅
Principal use : Residence
主要構造:木造
Structure : Wooden
敷地面積:165.29㎡
Site area
延床面積:168.48㎡
Total floor area
撮影:石井雅義
Photographer:Masayoshi Ishii
撮影:sside architects
Photographer:sside architects
担当:糸井裕構、星野学人
Design team:Hironari Itoi,Gakuto Hoshino
足立区竹ノ塚の繁華街から少し歩くと、驚くほど静かな住宅街が現れる。
もとは大きな駐車場であった敷地の一画に「ROLL」は計画された。
廻りの環境を考慮し、プライバシー性を高めながら光を可能な限り取り込む事を大きな目的としている。
まず、L型の箱を上下で180度回転させ、その時に生まれる余白をそれぞれ
「ルーフバルコニー」「ピロティ」「ガレージ」「中庭」とした。
自然に生まれた空間は、役割を与えるまでもなくしっくりと建築に順応する。
周辺環境からは閉じた建築となっているが、夜になると大きな中庭から光が溢れ出し、柔らかい生活の香りが街に溶け込む。