KSS

川辺の風景を切り取り
視線と感覚を制御する
せせらぎと静けさと共に暮らす

KSS

計画地域:東京都世田谷区
Location : Setagaya,Tokyo Prefecture,Japan
主要用途:住宅
Principal use : residence
主要構造:木造(SE構法)
Structure : Wooden
敷地面積:117.56㎡
Site area
延床面積:92.16㎡
Total floor area
撮影:益永研司
Photographer:Kenji Masunaga

担当:篠原智一
Design team:Tomokazu Shinohara

川の流れと空間を最大限に生かす為に、外部階段を設け2Fからのアクセスとしスキップフロアを採用した。リビングからは川面を楽しむというよりも、川の上の空間の広がりを楽しめるようにフロアのレベルを設定。リビングの真ん中をくぼんだ形状とすることにより、川の上部の空間が大きく広がり、自分だけの空間のように感じることができる。
また、ダイニングキッチンと川との干渉領域としてパティオを配置。パティオの外壁は皮膜となり、内部空間までの視線と感覚を制御している。そして外壁で囲まれたパティオは額縁として、川辺の風景を切り取っている。
大勢の来客がいても、家のいたるところに腰を下ろせる場所があり、くつろげる。
川辺の風景を見渡しながら、川のせせらぎも楽しめる住宅となった。